今日の【想書】〜生きるって よいことも わるいことも 引き受けること〜

2014-06-13

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昨日に引き続き平成21年頃の作品です。うつ病からようやく抜け出し
始めて詩画を描き出しました。まだまだ落ち込むことが多く苦しんでいた頃
この作品です。

苦から逃げるな!苦はけっしてわるいことではない!苦の中に楽があるんだ!そんなことを自分自身に言いたかったんだと思う。

とある高僧の法話でこんな話をお聞きしたことがある。

人が息をするのはなぜか?と高僧が参加者に訪ねた。

参加者の一人は、生きるためと答えた。

別の参加者は、きれいな空気を吸うためと答えた。

その高僧はこう言った。誰か2つ洗面器に水を入れて持ってきて。

先ほどの参加者に、洗面器に顔を付けるように言った。

2人は素直に洗面器に顔を付けた。しばらくして苦しくなって顔を上げた。

タオルで顔を拭き、高僧を見上げた。

高僧がもう一度、〜人はなぜ息をするのですか?と訪ねると

2人とも【苦しいからです】と答えた。

高僧は頷き、そう。人は苦しいから息をするんです。と言った。

例えば、〜カラスの脳では、快と不快しかありません。

極端に言えば、快(餌)と不快(天敵)しかありません。それで生きて行けるし

もし仮に、不快を感じることができないと、すぐに死んでしまうわけです。

ところが人間は、そこに大きな脳を使って

快はよいこと。不快はわるいことと言う情感たっぷりの物語をつくります。

快はよいこと。と言って甘いものを食べ糖尿病になったりしています。

不快はわるいこと。言って自分では怖さや悲しみを避けながら、

子供には挑戦しなさい。と言っています。

とその高僧が言っていました。

僕は苦しいことがあると、酒を飲んだり、酒をやめた後は甘いものを食べたりしているな。

食べるだけじゃなく、【こう考えれば楽になれる】って感じで、

苦に楽で蓋をしていたな〜と思いました。

悲しいことがあると、【あいつが悪い、自分は悪くない】って安易に楽になろ

うとしていたな〜って思いました。

苦がとっても苦しく感じるのは、目の前の苦の事実と、過去の未完了な感情が

結びついているから。

今ここの事実と過去の未完了な感情とを切り離し、

(やり方は幾つもあるので、遠慮なく相談してね)

苦しいから【息をする】と気付くように

目の前の苦に向き合うからこそ気付く【生きる実感】が

バーチャルなプラス思考では動かなかった

【現実】が動く力を創っていくのだと思う。

 


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