今日の【想書】〜何が あっても あなたの 味方だよ〜

子供成長に最も大切なものは何か？

独身の僕ですが、なぜかママサークルからの

セミナー依頼が多いのでいろいろ気にして

いましたら、ふだん雑誌は読まないのですが

おおっ、これは。。。と注目した

芸能ニュースがありました。

それは高島政伸さんと美元さんの
離婚裁判の件です。

離婚したいという夫に
別れる理由が見当たらないと言う妻。

そして、注目されているのは
美元さんの言動。

私たちは心理カウンセラーなので、
クセでついつい、（笑）
いったいこの人の心の中では
何が起こっているのだろうか？
という仮説を立て始めます。

美元さんの場合は
芸能ニュースでの言動を
聞いた範囲だけですが、
明らかに、幼少時の
親子間の愛情問題が
おそらくあったのではないか？
と思いました。

彼女の無表情さ、
笑ってるけど心から笑ってない目、
空虚感や悲しさも感じます。

そこから見えてくるのは
【見捨てられ不安】
という心理状態。

特に高島さんに新婚当初、
私は全身で強く
抱きしめられないと寝られない女、
などと強く要求してきたそうで、

それでは自分が眠れないし、
たまったものではないから
応じられない、と拒否すると
激しい怒りをあらわにして
執拗に責めてくる。。。

または、高島さんのホテルに
押しかけて黙って部屋に入り、
眠っている高島さんの手を握っている
美元さんにびっくりして、
自殺して幽霊になって表れたのかと
思ったとか。。。

または、自分の主張が通らないと
激しい怒りをぶつけて高島さんの
左目を殴ったとか。。。

すごい話ばかりが
マスコミで取り上げられています。

明らかに言動は異常ですが、
私はこの強く抱きしめられないと
寝られないという発言そのものが
彼女をそうさせずにはいられない
愛情に飢える状況下に身を置いて
いたのかもしれない、、、と
想像しとても気の毒に感じました。

彼女が抱えていたものは
もしかしたら
【愛着障害】と
いわれるものではないか、と思います。

【愛着障害】とは幼児期の母親との関係に
おいて築かれる愛情関係が
無視、虐待、育児放棄、たらいまわし、
など正常な愛情関係を築き損ねる
愛情欠如といわれる状態です。

この愛着が乳幼児期にしっかりと
母親との間に得られないと
子供の脳の発達に大きく影響し、
感情や行動の抑制がきかない、
いわゆるキレる子になったり、
衝動的、反抗的、攻撃行動、
学習障害などの問題行動の原因だと
いわれているものです。

【愛着障害】とよばれるものには
以下のようなものがあります。

・恐怖感と不安感を隠し持ち、
　その現れとして激怒反応を起こしやすい。
　いわゆるすぐ瞬間的にキレる

・人を心から信じることができない
　人を愛情確認のために試し続ける

・弱い立場の人に対して威張り散らす

・人をコントロールし操ろうとする。

・心からの情愛や 愛情を受け入れず、
　自分も人に与えることが出来ない。

・誰でも構わず愛嬌を振りまく

・他人との優劣でのみ自分のことを測る

たとえば、幼児が
何か不安や恐怖にさらされて
泣いて訴えたとき、すぐに
お母さんが飛んできて、
よしよしと抱きしめてくれる、、、
甘えたらちゃんとお母さんから
受けとめてもらえる、
そんな当たり前の親子関係ですが、

なんらかの家庭問題を抱えて
母親が幼児を虐待、拒絶、無視、
などを繰り返していると、
子供は正常な愛情や温もり感、
安心安全感を
受け取り損ねます。

この安心安全感、愛情の温もりが
成長して大人になっていく過程で
自分と周りの人との関係性に大きく
影響してくるといわれます。

以前、テレビで子ザルの実験、
というものを放映していました。

子ザルに２つの母サルを置き、
ひとつは、ミルクを抱えた鉄の母サルと
もうひとつは、毛布でできた母サル。

お腹が空いたときだけ、
鉄の母サルのところに行き、
それ以外はずっと
毛布の母サルのところに居ます。

不安や恐怖を感じたときは、
すぐさま毛布のおかあさんに
しがみつきます。

そうやって、安心安全を確認し
子ザルは母サルからすこしづつ
離れて遊びはじめ自立していく。。

これを見た人はみな同じ
感想を抱くでしょう。

これは人も同じではないか。。と。

人が生きていくのにほんとうに
必要なものは、食事、水だけではなく
安心安全を与えてくれる存在
であり、
無条件の愛と温もりを
与えてくれる存在。

こうしてみると、いかに
母子の愛情関係が大事なのか、、
すべての人生の基礎をつくる
３才までの母親の心の安定が
とてもとても大切なのだと感じますね。

小さいお子さんを持つお母さんには
【何があってもいつもあなたの味方だよ】と
いうメッセージを言葉と態度で
安心させてあげて欲しいと思います。

できるだけたくさんたくさん、、、

たくさん見て、

触れて、抱きしめて

話しかけてあげて欲しい、

そう思います。

この愛着については、僕は様々な精神障害の

最深部にあるものと定義しています。

発達障害も愛着障害かと思われる事例が

多くあります。

この愛着（アタッチメント）を
テーマにして尊敬する棚田克彦先生が
ブログを書いています。

愛着について詳しく知りたい方は
ぜひ読んでみてください。
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愛着～人と人との絆（きずな）を結ぶ能力～
http://ameblo.jp/tanada-nlp/entry-11253018887.html

お母さん、どうして私を抱っこしてくれなかったの？
http://ameblo.jp/tanada-nlp/entry-11266429769.html

心の傷の癒し方
http://ameblo.jp/tanada-nlp/entry-11272059043.html

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