目的 楽しむ 手段 楽しく
みのるです。
うつ病アルコール依存症から回復する中で掴んだ気づきをお伝えしますね。
一般的な学校教育や社員教育は、目的と手段を分けます。
たとえば、
目的:志望校合格のため
手段:勉強をする
一見、問題は何もないように見えますが、実は、大アリです。
・目的が達成できないと不幸になり、
・目的が達成できても不幸になるから、
もし、志望校に合格できなかったという結果があれば、では、その目的のための勉強という途中過程は全て無駄だったかのように見えます。
周囲の人がどれだけ慰め、励ましてくれても、本人からすると、志望校合格という目的に向かってやっていた以上、どうしてもそのように感じざるを得ません。つまり、不幸は避けられない。
一方、
では、見事に志望校合格できたのであれば良かったということになりそうですが、そう思えるのは、合格発表日の瞬間だけ。
もちろん、合格発表日には安心感があり、喜びもあるでしょうが、その後に、現実がやって来ます。
・志望校合格のためという目的は、他人から与えられたものであり、自らが心から望んでいたものとは限らず、
・合格すればバラ色の人生が待っていると思いきや、人生の本質的なことは何一つ変わりがないことに気付いてしまう、、、
完璧な状況、完璧な環境、完璧な人というものがどこに行っても、どれだけ探してもない以上、外への期待は、必ず、裏切られます。
(こんなもののために、あんなに頑張っていたのか、、、)
目的のための頑張りが大きければ大きいほど、その後の落胆も、また、大きい。
これが現実、これが社会と受け入れてしまったら、ニンジンをぶら下げられた馬のような人生が続いてしまう。
目的:豊かになること
手段:努力すること
人生の虚しさの原因は意識する無意識に関わらずそれは、全て、目的と手段を切り分けてしまった考え方によるものだったように思う。
これを回避する方法は2つある。
一つは【今ここ】を生きること。
外界への自分自身の反応を客観視できるようになること。
ただし、娑婆世界でこれでやるのはプロの坊さんでも難しい。
もう一つは現実的だ。
目的と手段を同じにする
たとえば、
目的:楽しむこと
手段:楽しくやる
・勉強、
・家事、
・育児、
・仕事、
・地域活動、、、
楽しむために楽しくやる。
もし、やる・やらないを選べることであれば「楽しそうか、楽しくなさそうか」を心の基準にする。
楽しくなさそうだったらやらない。
楽しそうだからやる。
また、
どうしてもやる必要があることであれば、「どうやったら、楽しくできるか?」を考えて閃いたアイデアを試してみる。ゲーム感覚にする。
ゲームにするコツは、
途中で上達を確認していくこと
たとえば、
「よし、これを15分以内にやってみよう」
「うわぁ~、18分かかってしまった。
いよいよ、ゲームは面白くなってきた」
「どうすれば、15分以内で出来るだろう??」
「よし、次は、これを試しにやってみよう!!」
自らアイデアを出し、自ら試し、自ら途中の上達を確認する。これを無意識の習慣にしていけたら、どんなこともゲームになり、楽しくやれます。
楽しいを目的にする
・勉強、
・家事、
・育児、
・仕事、
・地域活動、、、
何をやっても同じです。
基本、単純作業の繰り返し。
どこかに秘密の特別な何かがあるわけではありません。
だから、普通は「やる気」を出すために、目的というのを持ち出します。たとえば「志望校合格のため、、、」とか
「強くなるため・・・」「豊かになるため・・・」
もちろん、その目的が、本人自らが心から望んで設定したものであれば、本当の「やる気」の源になります。しかし、そういうことは極めて稀です。(たまーに居ますが・・・そういうタイプの人が成功者になりやすい)
大抵の目的というのは、何らか他者から与えられたか、
何となくその目的がいいと感じさせられたかのいずれか。
生きている間に、天命や使命に気付くことがあったとしても、それ以外の99.99%の目的は、基本、他者基準です。他者(教育やテレビなどなど)から何らかの情報が与えられたからこその目的。
そういう他者基準の目的が、本人を本当に幸福にすることはありません。せいぜい、他者の満足感を満たせるくらい。実際に、学校に行ったり、仕事をしたりするのは、他者ではなく本人です。であれば、他者基準の目的は、そもそも必要ない。
楽しいを目的にする
やる・やらないの基準を、「楽しそうか、楽しくなさそうか」にする。頭で考えるのではなく、直感に従う。
そして、選ぶことが出来ず、どうしてもやる必要があることであれば、「これを、どうすれば『楽しく』できるか?」を考える。無意識の習慣にしていく。
どれだけ美味しいニンジンをぶら下げられても、嫌々のやらされ作業であれば、成果はたかが知れています。楽しくやっている人に、勝てるはずがない。
1日・1日、目の前・目の前、一瞬・一瞬に「楽しさ」を追求していれば、結果的には、大きな目的も達成するでしょう。
何に楽しさを感じるか?
それだけが、本当の目的に通じる唯一の道、です。
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