自分が自分であるために〜悩みを理解する〜

2015-12-21

   

  〜悩みを理解する〜

・仕事が思い通りにいかない。やりがいがない。

・人との付き合いで苦労している。

・いつまでも吹っ切れない、重たい過去がある。

・自分をうまく伝えられず、ストレスを感じてしまう。

・この先どうすればいいのか、漠然とした不安がる。

このほか、くやしさや、怒りや、失望、落ち込み、トラブルなど人それぞれに

抱えた【悩み】があります。

ではこの【悩み】の正体は、一体なんでしょう。

仏教などでは「苦しみの原因は執着にある」と、よく言われますが

坐禅やヴィパッサナー瞑想などに関わっていると、もう少し深い原因が見えてきます。

人はなぜ悩みや執着を手放せないのか?なぜ日頃、様々な問題を抱えてしまうのか?

そうした悩ましい現実を作り出しているのは【心の反応】であることがわかります。

私たちは日常の中で【反応】しています。

何かを考える。嫌なことがあって、つい腹を立てる。思い通りいかない現実に焦ってしまう。

他人の目を感じて「何か悪いことしてしまったのかも」と不安になったり。

これらは全て【心の反応】です。

つい考えすぎて「やっぱり自分はダメな人間だ」と落ち込んでしまう・・・

これらも全て【心の反応】です。

ではなぜ、この【心の反応】が起こるのか?

それはブッダが発見した①【求める心】:tanha-(タンハー)があるから

②それが欲を生み出し、③その欲に突き動かされて人は反応している。

④時には欲求を満たす喜びが⑤時には欲求がかなわない不満が生まれている。

こういうサイクルを繰り返しているのが人間の人生だということ。がわかってきます。

①の【求める心】を仏教では渇愛(かつあい)と言います。

求め続けて、いつまでも乾いている、満たされない心のことです。これが

②の【7つの欲】を1生存欲・2睡眠欲・3食欲・4性欲・5怠惰欲(ラクをしたい)

6感楽欲(快楽を味わいたい)7承認欲(認められたい)を生み出します。

大切なのは【心とはそういうものだ】と理解しておくことです。

先ほどの悩みも【7つの欲】にさかのぼって考えてみると、その不満や悩みは

どの欲求から来ているのでしょう。

現代人にとって最も切実なテーマは7承認(認められたい)という欲求です。

これは人間にだけあるもので動物にはないそうです。

不満や悩みの正体は、自分を認めて欲しい、注目して欲しい、愛して欲しい、

評価して欲しいという承認欲です。

本当の自分とつながるには【まず理解すること】です。

腹が立つのは「私には満たされていない承認欲があるのだ」

「この不満の正体は承認欲の不満なのだ」

僕はこのように繰り返し、言葉で客観的に理解するように努めます。

承認欲は人の目が気になってしまう性格や、嫉妬心、

比較して優劣や勝ち負けにこだわってしまう心理など様々な

悩みの原因になっています。

【この反応は承認欲だ❗️】と理解しないと、つい反応して

人の目を気にして嫉妬にかられ、比べたり、競争したり、

舞い上がり、落ち込んだり、動揺しまくりの人生になり

本当の自分と程遠い自分を生きてしまう原因になります。

(経験者は語る(^◇^;))

「ある」ものは「ある」と、まず理解することが一番大事な心がけです。

「私には承認欲求があるのだ」と素直に受け入れてしまう。

それだけで、あれほどの不満〜それまでの憤懣、物足りなさ、さみしさが

収まって行くことがあります。

それまでの【心の渇きの正体】が【承認欲】と分かるだけで、その不満状態から

抜け出せる場合があるのです。

 


ご利用者様の声はまだいただいておりません。

感想を投稿する

コメントはこちらから

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。また、* が付いている欄は必須項目となります。


内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。


ご利用者の声

Copyright(c) 2013 名前の詩の詩(うた) みのる:誕生日・還暦祝い・退職祝い・父の日・母の日などに世界に1つだけのプレゼント All Rights Reserved.
名前詩人みのるが真心こめて【名前詩】をお届けします。誕生日・結婚式・還暦・退職祝い・金婚式など各種イベントを彩るプレゼントにいかがですか?